日記とメモ帳 H280326

Dr.houseが云うんだよ。

『ひとは、誰れもが みんな嘘をつく。』

確かにわたしは嘘つきだった。

だって、
ひとに気に入られることに『飢えて』たんだもん。

だからね、会うひと会うひとに気に入られたくて、
いろいろ子どもなりに頑張ってたんだよ!

中でも特に父と母に対しては、
それこそ頑張って、頑張って…わたしなりにシッポを振ってみてたんです。

でもね、残念。
全然、受けなかったの。

まったくいつからなんだろう、
私はなんというか、もうキッパリあきらめていました。

『この人たちには、わたしなんか、ホントはいらないの。

お姉ちゃんだけがいれば良かったの。

お荷物なんだ。
わたしみたいなのは、この家では受けないの。

でも、まぁいっかぁ〜。

学校では…先生にも友達にも。これでも結構、受けてるもんな…。』

高校1年で勉強が駄目になって
好きだった先生との約束が果たせなくなって…。

…そう、わたしなんて居なくても良い存在って感覚が、つづくとね。

言っちゃあ悪いけどね、ひとはね。

…死んじゃうんだよね。

気持ちとかね
頭とかの一部がね。

…で、それが進んでった時に

ひとはカラダごと自分を全部消してしまいたくなるんだな。


自殺を含めた、心の病をテーマにしたキリスト教関連の集会に出た時のことだったと思う。

わたしはまだ20代だった。

『あなたは、どこか、わたしの家族に似てるわ。逝ってしまったわたしの家族に…。』
と、いわれたの。

じっと…なんだかとても懐かしそうに

そして、やはりどこか寂しそうに、そのひとにわたしは微笑まれたの。

そして

『どうして、どうやって、あなたは、生き残れたの…?

そして、わたしのあの子は、どうして、どうして逝ってしまったの…?』

と、そのひとに問われている気がしたの。

その時からなんだと思う。

『もう、いい加減に捨ててしまおう…』って考えてた、かつての自分の書いた日記や残していたメモの山を、

捨ててはいけないって、思った。

自分だけのものじゃない。

あの時、あのひとの瞳の奥に感じた…あの問いかけに、

答えてあげれるわたしなりの『なにか』。

大事な『なにか』が、わかるまで…。

なんだか『絶対、絶対捨ててはいけない!捨てちゃダメ!』

そんな気がして…。

ちゃんとした整理の仕方も整頓も知らないまま、出来ないままに、わたしはそれを持っていた。

(プロフィールにも書いてるし、ず〜っと前からブログを覗いてくださってる方々はご存じ。
何度も言ってることですが、

メイママは発達障害ADHD持ち…基本的には
片付けられないオンナでして。
その件については、ただいま、さまざまな実験実施、苦戦と大撃沈を乗り越えて…あきらめないでじりじりジリッと健闘中…
もうウン年目で〜す!)

…そうして、

なんというか
それを全部…、読んでた本と一緒にドサッと段ボール箱に詰め込んで、お嫁にやって来たのであります。

いま、見るとねようくわかるの。

…ああ、

ひとを好きになることを

こんなに
こんなに
セーブして
自分で自分に鍵かけて…。

小学5年でした約束を忘れずに
?いつかお姉ちゃんが

したい仕事や
好きなひとを見つけて、家を出て行きたくなったとき

その邪魔をしないように。

あるいは『お姉ちゃんと同じ頭の良い人が行く高校に行けるように、勉強を助けてもらう、そのかわりに、そういうふうにすると約束したこと』を

かましくもうっかり忘れて

自分が先に
この家から出たり出されたりするような種を蒔かないように…。
したい仕事や
行きたい学校。好きなひとなんかをつくらないように…。


って。

?誰か、お母さんや伯母さん達のよくわからない『付き合うレベルじゃない』とかなひと達と
うっかり仲良くなっちゃって

悪口いわれたり付き合いを止められて

自分のことも否定されていやだけど、

なにより
仲良くなった相手の子やその子のお家が

傷つけられたりしないように…。

イライラされてうっとおしいと云われぬように
メソメソ泣かずふてくされずに
いつも笑って
出来るだけ
出来る限りは、いつも笑って
嘘をつく。


?小学生の時、あの子と話したら10円罰金の刑に会っていた事も…。

?中学生の時、
クラス委員になって…

右には、野球部のエースのキャプテン君。
左は、シンセサイザー弾きこなす英語ペラペラ秀才君。

ファンクラブ持ちの男子2人の間に、偶然いつも、挟まれて立つことになっちゃって…

毎週、それから事あるごとに

両手に秞ハナの、ファンの女子が羨む朝礼、全校集会。

それで誰かにイジワルされて
?通学カバンに悪口の紙、石ころなんかを入れられてたりしたことも。

?高校2年になる前の春休み。
…ちょうど今頃だったろう。

自分の部屋で首つりの真似事をして

あともう少しだったのに、残念ながら失敗したことも。

?通学電車の中で痴漢にあって
一度なんかは下着の中にまで、指をいれられて、吐いてたことも。

?会社の帰りに駅からひとに付けられて

家のすぐそばで引き倒されてしまったことも。
?結婚したとき実はまだ、

ひとにある距離より近くのそばに寄られると

気持ち悪くなって肌がそそけだってしまっていたんだってことさえも。

わたし、
親にはひと言も言ってないのです…。

『がいなヤっちゃなぁ』って、讃岐弁ではそういいます。

頑固でかたくな。強いヤツ。

女の子としてはちょっとね失格。

なぜ、言わなかったの?
そんな事、なんでしたのよって
こっちで出来た友達が、わたしのかわりに泣いてくれました。

言わなかったね…。言うと面倒なことになるだけだと予想はついたし、そう思ったし。

そして
たぶん、きっとそうなっただろうからね…。

『〇〇〇、あんた ちょっと、ここに来て座り。
大事な話があるんよ。
いい?
ようくわたしの今から言うこと聞いてね?。

うちのお父さんとお母さんは、
子どもです。

だからね、私たちはね

自分の道は自分で切り開いていかないかんの。
だからね、しっかりしようね?
わかった?
ね、しっかりするんよ、〇〇〇…。』


しっかり者の子どもに
見限られ、後には庇われ、養われて …

実はダメ子の私にも寄り付かれずに
背伸びをされて…、

父と母は
ちゃんと大人の親になる機会を
随分失ってしまったんじゃないかなと思います。

しっかりしなくちゃな〜。

今度はわたしが親だもの。


そして…ちょっと
なんだか心配なんだ。

わたしなんかより

もっともっと甘えることを知らないで育ってきてるだろう、

お姉ちゃんが。

わたしには
レンゲと菜の花畑の思い出や、
じぃやんの背中の思い出や、

ばぁやんの匂いのするお膝と手のひらの感触がある。

何も出来なくてジャマと手間ばかりかける存在なのに

ただ可愛くって可愛くってならないと

話しかけられ
なでられて
ハナタレながら抱っこされてた
大事な幸せな
感覚がある。


…お姉ちゃん。
頑張って頑張って、歯を食いしばっていない、
本当のお姉ちゃんは どこ? 
本当は どんなひとだったの?