参考:追加部分案

 
さて、ここでかっちゃんに依頼されていた、おんなのこ達のM下先輩への謎や疑問について
細かく検証してみましょう!
 
1.ほんとに同い年?
なんかわからないけど、
かっこいい。大人っぽい。
 
2.いや大人っぼすぎる。
これは、なにかある〜!
 
3.どこか他の県の高校とかで何かやらかして、留年とか、中退。
それからうちの高校に来てるのでは?
 
4.自宅で友達集めてタバコすぱすば、つまりすでにどこか下宿してる大学生みたいな生活してるんじゃないの〜?
 
 
…これって、やはりM下先輩が『T中学』出身であるという情報からいろんなイメージがふくらまされていたんじゃないかと思います。
 
わたし。じつは、生まれは栗林町で桜町中学の出身だったのだけれど、女性の国語教師が うちからその『T中学』に転勤され、授業中、その気取った口調が気にいらないといわれて、生徒にナイフをふりまわされ顔にけがをされたと、職員しつで先生方がひそひそ話されているのを聞いたことがありました。
 
ちょっとハードな中学だったんですね。うーん、生徒会室でドタバタ、ツンケンやっているM脇くんやかっちゃんのほうをひょいと振り返って
 
『こらこら、そこの、坊ちゃん嬢ちゃん〜!
きのう、ゆうといたはずの仕事は、ちゃんと進んどるんかい?ええ〜?』
 
…なんていいたくなるわけだ。
 
ではこのへんで、
ご本人に登場してもらって
当時、彼の鑑賞者たちから密命を受けたかっちゃんが
四苦八苦の苦心の末に、
結局は面と向かってはとても質問できず、つかみきれなかった
いくつかの謎について
語っていだだくことにいたしましょう〜!
 
現在は2006年の1月です。放課後のあの日から26年が立ちました。
現在、某大手新聞社の新聞記者となり、社会部のデスクとかいうものを務めてる
かのM下先輩と、いま
お電話でつながっております。
 
『先輩、こんばんわ。
御無沙汰してます。
たばきつうこです。』
 
『ほいほい。御無沙汰〜、最近どなんしょんや。元気でやっりょんな?』
 
『あ、ほどほどに元気でやってます〜。
お忙しいなか、この作品にご出演いただきまして、ほんとにすみません。いま、先輩のところのお仕事ってどんな感じなんですか?』
『〇%£☆★…ま、そんなとこです。』
『なるほど、わたくし門外漢なのでさっぱり事の重要性は存じ上げません。まるでわかっていませんが…。
さて、厚かましい後輩パワーフル回転でお聞きします。
 
先輩、高々におった時ね!
ほんまは、1963年生まれでない、留年しとる。だの
お家に夜な夜な、お友達集めて
タバコくわえて麻雀やってる、だの、えーと、後はなんでしたか、あ、高々に受かったときにお友達の家で遊んでいて、すんでのことで入学金とか書類の提出が遅れそうになって…、」
 

「こら待て。お前まだその長話のくせ、治っとらんのやな。
始めに教えたじゃろう。箇条書きで話せ、箇条書きで。話はすばやく簡潔に。
時間短縮!」

「はあーーい。そうでした。すみません。やり直します。」