異性の間に友情はあるか? ひつじ編/覚えがき?

cat-work2302015-10-03

え〜と。この際だから、わたしが
生徒会室に出入りするようになりかけていた時のこと

ミスターSheepこと
k君をはじめてみた時のことをあらためて少し書いておきたいのです。

正式に編集するとき
順序は考えてみるとして、

ここは
ほらスクラップブックだからさ。

あの木製廊下のギシギシと鳴る、木造校舎の北校舎一階にあった生徒会室は、

わたしの宝物。ホームスィートホームでした。

高校卒業後の後の後、じつにごく最近にいたるまで、わたしの精神の健全性をギリッギリまで守り保ってくれた心のよりどころ…第2の故郷でした。

わたしの魂のベースキャンプ。

機会さえありゃ還りたいカントリーロードど真ん中、心に秘めたるホームスィートホーム。

みんなはね、そこで出会ったに大切なひとたち…、
いわばわたしの故郷に住んでいる、大切な欠かすことのできない、大事な大事なひとたち…

だったんです。

高校の一年から二年にあがる春休みに、

自分の学力成績の不出来と親との信頼関係の薄さと自分の希望のための交渉力やら気力不足…、そういった不出来のせいで

理系クラス選択を許されなかった…

表面的にはただそれだけのことだったのですが

それまで
いろいろ、いろいろ
いろんな事があったもんでね。

そう、昭和55年の3月の春休みにね。

わたし、首吊り自殺を試みてみたんです。でもこれが見事に大失敗でね。

やけのやんぱちで、どこか腑抜けてふてくされ、文系クラスにて高校二年生をやっていました。


生徒会広報の「みのむしの詩」のバックナンバー、読んでみたいので、あったら二・三冊貸してください…。』って生徒会室に初めて足を踏み入れて…、

のちには旦那となる
m脇に、出会い、

あなたはもしや機械ですか?みたいな応対を受け、憤慨とともに、なにさ感じの悪いひと〜と顔かたちをまず覚えてました。

後に生徒会長選挙のポスター書きに
とんちゃんに呼ばれ、
k君とm脇のために
ポスターを三枚ほど書くことになり。

なんとなぁく、生徒会選挙関連の紙ゴミでいっぱいのでっかい青いポリバケツを…このままでは溢れてしまうやんか、もう…、というので、焼却炉までよっこらせっと持っていったのが運命の展開の始まり…

彼になぜだか「〇〇〇〇〇〜!。」と大声で宣言されて飛び出されてしまい、


まわりはからかう
見物人は出る

生徒会室において、不名誉な憤怒の感情
とともに、否応なく一番最初に顔と名前が一致したのは間違いなく
うちの旦那です。

が、右も左もわからない生徒会室に新入りする以前の、

五色台の天文観測合宿において、

人知れず
もちろん本人そんなこととはつゆ知らず、

まだまだ実行する
可能性があったかもしれない自殺行為から、

わたしを助け出してくれたのは
k君でした。

あの合宿の
みんなして
霧の晴れ間を待っていた宿舎で…

迷いこんできた蛾を みんなが
うるさいから
始末しちゃえよと
言ったとき。

「まあ、そなんゆうてやるなよ〜、こいつらだって、生きてるんだからさ…。

ほら。達者でゆけよ…っと。」

といってk君がバタバタする蛾を
そっとつかまえて
窓から外に逃がした時。

わたしは

あ、わたしと
同じようなこと
するひとが
他にもいる。と思って嬉しかったんだ。

家では
そんなことしてると

こら、余計なことをするな、虫なんぞ、汚いのに勝手にさわるな。

そんなもん触った手さっさと洗ろてこい、ほんまにお前は汚いやっちゃ。

なに?かわいそうだ?

まったくおんなは感傷的で、実害がわからんバカばっかりじゃ。始末に負えんわ

潔癖症の父に

まるで
吐き捨てるように
いわれて叱られたけど…

男の子だけど
このひとわたしと
おんなじだ。

おんなじ気持ちと考えを持ってる…。

そうだよね。
何の役にもたたない虫だからって
バタバタして
うっとおしいからって

なにも殺してしまうことはないよね?

この子たちだって
生きているんだもの。

そうだよね?
そうだよね?

…そうだよね。
だから…


とわたしは考えつづけたの。覚えてる。

こんなちいさな
虫だって
虫なりの
ここに生きてる
わけがある。

なんかそれなりに
果たしてる
自然の中の役目も
きっとあるんだろう。

生かされてるには
生かされてるなりの

意味が仕事が
あるんだろう。

それを…。
それを、

バタバタするのが
じゃまだからって
勝手に殺すなんて
そんなねひどいよ。

ひどいだろう?

虫にだってさえ、
そうなんだ…。
だったらさ。

わたしだって
わたしだって

わたしだって
生きてても
いいんじゃない…かって

そう思っても
わたし

いいんじゃないか…な?。

わたし、死にたくない。

わたし、つぶされたくない。

わたし、

あのひとたちに
役にたたないからって
もうこれいじょう

わたしのなにかを
つぶされて
殺されるのは

もういやだ。

あの家では

わたしは虫だ。
虫けらだ。

でも虫けらだって
かまわない。

虫けらなりに
生きてやる。

どうせ死ぬなら
虫けらなりに

バカなわたしなりに
生きてから、だ。


…そんなことなんとなく考えに考えていて、

考えのひとくぎり、
それからのあてが
ひとつついたの。

思えば
K君とあの時の蛾の
おかげなんだ。

その後のには
文句もたくさんあるけれど

これについては
まごうことなく

ありがとうって。
あらためて、彼にはいわなくっちゃね。

知らなかったでしょう?

ずっと感謝してたんだよ。