異性の間に友情はあるか?…(2) きつね編の1/覚えがき…

cat-work2302015-10-04

(異性の間に友情はあるか?…(1)ひつじ編の1/覚えがき…枕ばなしの続きとして)

まぁ、そんなきっかけとヒントがあって

虫けらなりに
やれること、

いま、わたしが

本当にやりたいこと
…ほんとにほんとは 何なのか?と考えてみた時に。

大好きだったTVアニメの「ハリスの風」の国松くんと、「悟空の大冒険」の孫悟空と、いわさきちひろの絵本の「おにたの帽子」の鬼太が 合体したみたいな、

わたしの中の自分では「かつべぇ」と名付けていたほうの

わたしが云ったんだ。

「… あんなやつら、みんな、ひっくり返ってしまえば いいんだ」って…。

「わたしには当然だと思えないこと、勝手に要求して、自分たちは、結局なぁんにもしやしないくせに。
わたしのことなんて
なぁんにも
知ってやしないくせに。

勝手に私に求めているのは成果だけ。

それも最高な成果。自分たちにはひどく都合がよくて、外聞もメチャクチャいいような大学受験の結果を出せ!…だなんて、

そっちこそ、勝手にわたしの親みたいな顔をして…、

あんたらこそ、何処の誰だよ?

まったく
笑わせてくれるぜ!

…いまに、みてろよ。ひっくり返して…やるからな。」

一番簡単で

しかし
自殺ではない方法。

あのひとたちが
恥かいて、
もとから大嫌いな
わたしのことを
もう手放したくなって くれるような事…。

…ピカピカ、ピカーン!。

わたしがただの
おバカになればいいんだ。

いや、わたしは今でもかなりな バカだって事あるごとに、あの家で、長年云われ続けてる。

そんなおバカな
おバカのくせに、

あこがれの姉の背中追っかけて…

あの大くすのきの中庭と木造校舎に
魅せられて…

父ちゃんの後輩なんかはまっぴらごめん、
黒より紺色の制服と、雪持ち笹の校章が
カッコイイから…

木村先生の「足物語」と「玉翠の文章」が面白かったから…


しゃにむに
本読む時間をぜ〜んぶ封印してさ、
分厚い問題集解いて

この高校に来たんだよ。

この高校に
来てしまったもんだから、賢くなれなどと無理なこと

要求されてしまっているわけだ。

バカにもどろう。
もともとバカだ。

一切賢くなる努力、今日から
わたしはいたしません。

それに丁度いいことに
どんどん
難しそうな文字、読めなくなっているんです。

英語も化学式も数学も、文字が分解して見えてるんです。

きっと気がくるってるんです。

大学受験しろと
いわれるなら受けましょう。

でも、おバカですから 受かりません。

受からなくって
困るのは…

「わたし」じゃなくて、「あなた達」なんじゃないですか?

わたしじゃなくて
「あんた達」だろ?!

困るといい。
うんと 困って、

そうして一度っくらい、よおく考えてみればいいんだ!。


…ピカピカ、終了。

そして
不合格発表のその日まで
表面上だけは 良い子で賢き高々生をするために

いったい何をして
放課後などの時間をすごそうか…?

考えていたら

例の五色台での理学部の天体観測でいっしょになって、卓球なんかでも試合した、

数学研究会、略して「数研」の…

山岸涼子さんの漫画にでてくるひとみたいな、切れ長がな一重まぶたの「m本君」が、

文化祭のパーラー部門の
手伝い募集にやってきて…。

それにも母がしぶったのだったかで
途中から抜けることになり…、

ごめん、悪いね〜っと
抜けたはずだった。

なのに…。

『あ、居た居た。

ここに居たのか。

じつは、きみを、探してたんだよ。

パーラーのほうは
もういいんだ。

なんだかあれから女子がう〜んと増えちゃって。結局、人数は足りてるからさ…。

ところで、君、文系クラスじゃん?文章いじるの、なんて興味ないかなぁ〜?

じ、つ、は、だな。
生徒会広報で、いまひとり、人手がどうしても必要でね〜。

いま、編集長のm下っていうのが陸上部と掛け持ちで、ひとりで全体をこなしてるんだが、

陸上部のほうもこの時期いろいろ記録会とか…、詳しいことは俺にはわからんけど、ま、いろいろあるみたいでさぁ。

今回の文化祭特集の間だけでも 肩代わりでチーフをして、奴が指示したことを肩代わりしてやってくれるようなひと、

いま、探してるんだよね。

ほら、あの合宿以来、とんちゃんやら他のひとからきみの話聞いててさ、

な〜んか、
君になら、この仕事出来るんじゃないか…、合ってんじゃないかなって気がするんだな。

ちょ〜っと試しに来てさ、話だけでも聞いてみてくれないか?
編集長のm下には話を付けとくし、

あとは合宿でワイワイやってた奴らがそろってるから
なんでも手伝うぜ?

あ、あの、う〜っとうしい「m脇」。あいつも、確かにしょっちゅうあそこに出入りはしてるけど、

勝手なことしないように、

俺とかがちゃんと見張っとくし、本人にも釘はさしとくからさぁ〜?

…どう?やってみる気、ない? 』


………すでに、
なぜかここまでに磨かれていた
1963年4月産まれ、弱冠17歳の彼のセールストーク

…見事にわたしは
誘導されました!。

いまのわたしが
存在し、もしかすると、将来大化けするかもしれません…。

この時この誘いの裏にいったいどんな計画が…
潜んでいたか、わたしは知らない。

彼のみぞ知ることですが。

が、しかし

この時の
彼のセールスマインド。ビジネスセンスあふれるトーク

この後のそのまた後の後の出来事を含めてですね、

無視できませんゎ。
感謝してます。