珍妙なるバランスのうえで

cat-work2302016-07-14

いまなら、cちゃんにわたし話せる気がするな。

『お元気ですか?…いま、どんな風に暮らしていますか?

遠い昔の一時だけのことだったから
貴女は…もしかしたら、すっかり忘れてしまったことかも知れないけれど。

なんだかね〜、わたしはあの時…。k君のことで貴女とあ〜だこ〜だ言ってた…時間がね。

すっごく楽しかった。貴重な大事な時間を貴女からもらっていたんだなぁ〜って思うのよ。

なんだかね、他の人とは、あんな風にわたし…話せなかったのよ。

とんちゃんと、h本真理子さんと、k沢真理子さんと。図書室の司書のお姉さん。
ちゃんと何かをお話できたのは
貴女以外には女子では、たったそれだけよ。

何人かのひととは、ちょっと余計なこと言ってしまったりして、上手くいかなかったりもしてたの。
いま考えると、女子度ってものが、全然が足りてなかったのよね。

自分の持ってないものを当たり前に持って…女性に近づいてドンドン成長していってる女の子たち…
…。

うっかり近づいて、自分を卑下したりしないように、

自分で自分なりに傷付かないように工夫してバランスとってもた…そんな気がします。

ホント楽しかったわぁ〜。思いっきりおバカさんな話をして。キャーって。

あなたの、恋する乙女ごっこに付き合って…。

貴女はね、わたしに、夢見るものがある…女の子って、ほんとになんだかね。ほんとに、いいものだなぁ〜って心の底から思わせてくれたのよ。

自分には許されてなかったことだったから…わたし、貴女をわたし自身の代わり
にしてたかもしれない。

あなたは、あの時…

『将来、わたしはスチュワーデスになるつもりなのよね〜!』って言ってたわ。

『〜に、なりたい!』じゃなくて、『なるつもり』だって。

『わたしは、確かにあんまり美人〜ってわけじゃないわよ。だけど、そんなの、後でお化粧かなにかでくふうすれば、な〜んとかなると、思うのよ〜。

知ってる?スチュワーデスになるにはね、必要な条件ってものがあるの。わたし、身長と体重の条件なんかは、もうとっくにクリアーしてるの。

あとは、英語と、とにかくアタックしてみて、当たって砕ける度胸だけ〜!』

…はぁぁ。
なんて具体的な、情熱と将来設計。

ホントに圧倒されました。羨ましかったなぁ。

クラスは…確か1度も同じにならなくて。
わたしとk君との間に距離が出来てからは、貴女と話す機会
もなくなってしまった。

惜しいことしちゃったなって、なんだか今でも思っています。』


k君には、悪いけどね、格段にわたしには、あなたとの会話や間柄のほうが…重要だったのよ…。

貴重でした、あなたの元気で楽しい片思いが最高…的恋の満喫主義。あなたへの義理のほうが、もう数十倍も〜!。