『跳び蹴りするのは、もうちょっとお待ちなさいね』って点ちゃんが言った。

わたしの心身には
その頃にだっていろんなヘンテコなことが起きていました。

自分の日常の意志決定の数々にしても

耳はこういうし、目はこういうし、身体の感じは動きにくいけど、頭の中はなんか走っているんです、忙しい。

発達障害ってね
普通のひとより
いろんな知力や体感力が、バラバラの速度に発達するらしいです。

25〜28歳の自分の中に
小学生か幼稚園みたいな、チビ。
中学生あたりの生意気で喧嘩っぱやい、かつべぇ。

弱虫で臆病なのも

冷静で世間からの見えかた考えてるのも

私欲を越えて、まるでもう仙人みたいな。ただの点みたいだから点ちゃんと呼んでいた…雲のうえのひと…みたいなヤツも、

ごっちゃになって、いつでもみんなが勝手にアレコレ言うてってくるような状態だったので。

もうそら『ヘンテコ』だったのは、当たり前でした…。

今はなんとか理解してる、出来てきたと思いますけど。

まだ確かめるすべもなく、知られてもいなかった『脳の傾向』だったんだから。
しかたなかったじゃんか〜って思って安心していますけど。

閑話休題
ある時わたしは
自分のトンチンカンに振り回されて。

先輩に
ついうっかり
『わたし多重人格かもしれません…なんかそんな気が…。』
などと言ってしまい、

『またまた〜!』
一笑にふされてしまった、そうだ。

チェ。なんでこうも、わたしは笑われるに決まっとるようなことを、

軽〜く笑いとばしてしまうに決まっとるようなひとに

話してしまうんだろうか。

ああ そうか.
自分でも笑い飛ばしたいんやけど、自分のちからではよう笑い飛ばせんから、

先輩の生命力に
助けてもらってるんだな、きっと。

との記録あり。 》


…だもんでね、

さて。例のKくんの結婚式の二次会のラストを聞いて。

かつべぇはとにかく怒りました。
『信じらんねえぜ、あの、ヤロー!』

チビは言いました。
『そ、そんなはずないも〜ん!先輩が、あんなアホな、無神経な、ひとでなしな、厚顔無恥なことをわざわざ人前で、M脇くんにいうなんて、
あの先輩が
訳もないのにするはずがない。

訳がある。絶対、絶対、なんか、ワケがある〜!』

わたしの中の、深川のお女郎さんしてたひとみたいなひとが言いました、

『まあ、ね〜。言ってることは、ある意味当たってるでしょうしね〜。 具体的な女性経験があるかないか…は、男のひとにとっては、大事な境目。ポイントだろうとは思うわよ。

おもうけどさ。

あの子にそれは、毒でしょう。それが わからない頭じゃないでしょう。

悪のりだわね。
割とお調子者だったってことね。』


そういや…何年か前にいわれたよ。

『お前な〜。なんかあると電話やらなんやらして訳のわからん相談持ち込んでくるけどなぁ、

そろそろ、手近で
誰か適当な、いいやつ探せよ。

居らんのか〜?』って。

言ってたけどさ。
ご迷惑な後輩三昧…そりゃ悪いけどさ〜。

同年代の感覚で、おんな扱いしないで相談聞いてくれそうなの、もう先輩しか実はおらんのよ。

…他のやつ、み〜んなすぐ恋愛モードに入っちゃうんです、皆さんなんだか、お年頃だから…。

しかもその時にだって

『誰かお前に、適当そうな…手頃ないいやつは〜っと。

大阪,神戸あたり…あ、M脇は、ありゃダメだな。

アイツは、まだて〜んで、なっとらん。』

…って、おっしゃっとったじゃないですか。

てんでなっとらん同士くっつけてどないするねん。

せっかくわたし
因果を含めておことわりして。やっとあきらめさせたのに。

よくも焚き付けて、話をややこししてくれたな〜。

そして…点ちゃんが言うのです。

『どうしますか?

神さまとお約束。
わたし達はしてました。


もしこうこう、こんなひとが現れて、

そのひとが
・タバコを吸わない
・クルマを持たない
・動物…とくにネコが好きなひとで。
・自分の仕事と職場が好きで。
・手の先真っ黒にして働くひとで。

・生徒会室のわたしの大事なお兄さん5人からの推薦状を持っていて。

・そのひとが、世界中敵にまわしてあざ笑われてでも

やっぱりアナタが好きです、大事です…といったなら。

その時はしかたがない。

神さまの選んだひとだ、なにかの御用なのだとあきらめて。

お嫁にいきます。
結婚します!


M脇くんは、タバコ吸いません。

大好きなお兄さんたちの推薦状もそろってます。

さて、正念場。
逃げちゃだめなのは
こんどはわたし達。

さあ。わたし。

どうします?』


(-"-;)…まったく、
m下先輩の余計なことしぃ。この裏切り者〜!