1992年1月15日…かっちゃんの精神的女子部屋会にて…の会話描写記録その1。

cat-work2302016-08-27

『あ〜よく寝た。
な、な。もう俺…、起きちゃっていい?

起きて動いて…なんか無作法な乱暴な無神経なこと、しでかしちゃっても、ホントに、ホント〜に

もう大丈夫。そうしてもいい時間なんだよな?』

『うん、いいよ〜。あんたがいても、なんとかなる、日常に、もうもどったんだよ。

お父さんの三回忌、あ〜たらこ〜たらの、式次第とお作法のてんこ盛り、

喪服きて、お母さんの隣りで『まだまだ、父をことを思い出すとあの悲しみがかえって参ります…』みたいな顔して、あれこれこなして。

あんなのあんたには、絶対無理。みんなの足引っ張るだけだったんだからさ。
寝ててもらって正解。本当に助かったわ。』

『ただし、いま、こんなことになってるけどね〜。』

『ゲッ。

え〜っ?!M脇の恵ちゃんじゃん、また来てんの。

また来ちゃってるの〜?

どうした?!

宝くじかなんか当ててお金でも出来て、また、かっちゃんの人生、買いにきたのか?』

『違うんだって、テープ持ってきたんだってさ。kくんとこの結婚式と二次会のやつ。式と披露宴に来てたみんなが、話ししてるの、録ったんだって。』

『聞くの?』
『聞く、聞く〜。』

『ひとの結婚式の有り様なんて、聞いてどうすんだよ 、わっかんね〜趣味だな〜。

いまは、ハッピー、このひとと幸せになりま〜す!みなさん応援してくださいね〜っなんて

その場ののりと勢いで言っちゃって、結婚したって

それからあとどうなるかなんて、ぜ〜んぜんわかんないのに、な。

俺、ホント〜に結婚式とか披露宴とかをさぁ〜!ひとに見せる意味が、ホント全然わかんね〜よ。』

『女の子が一生に一度はしてみたい、コスプレなんです。』

『みんなにみんなに祝福されたいものなの〜!』

『このひとは今日から僕のわたしのモノです宣言。

勝手に手を出したら、わかっとるんじゃろな、血〜みるぞ、宣言。

もしも、私達のどっちかが勝手に変なことしてたら、皆さん御一報くださいね、宣言は、

とっても
大事な事ですよ。』

『へぇ〜、そうなんだぁ。』

『あ〜あ。

かっちゃんたら真面目〜。恵ちゃんと、テープ聞き始めちゃったよ〜。

まあ、テープを?わざわざわたしのために、ありがとね。

って受け取って

じゃあ、こんどこそ、さようなら、お元気でって言ってあげて

ゴミ箱に捨てとけばいいのになぁ〜、あんなもん。

ホント、わっかんね〜。』


そうよね。もともとしあわせ〜な、純情〜な、やわらかでいい頃合いにいい意味で頑固でインテリジェンスで、外国歩いて見識もひろげたkくんが、

外国旅行中に出会ったステキで行動力あればもお友だちも充分いるよな女の子なんでしょ?

しあわせ〜に、地球規模な広がりのあるでステキ〜な結婚に、決まってるじゃんね〜?。

彼に関しては、わたし本気で心配したこと、何でかわからないけど、じつにないわ〜。』

『酔っ払って、なんかの祝日とか終戦記念日とかに、そこらへんの商店街に飾ってある日本国旗引きずり下ろして
そっち系のこだわりのある方々との大騒動…にならない限り…だけどね。』

『あ、もしかして加藤登紀子さんの旦那さんみたいに留置場にいれられても、
大事な友達なんだから

お母さんに嫌がられても
他のみんなといっしょに留置場だか刑務所だかまで、面会にいってあげたりし〜ようって思ってたころが…あったっけね〜。』

『無事に、自分の思想や思考に酔っ払って、ひと騒がせしたりはしない、大人になられまして…。まことに喜ばしい、嬉しいことです。』

『うちのお母さんのお気に入りのペット君にもされなかった…しね。

ホントよかったわぁ。めでたい、めでたい。

って……あらら。M本くんだ。』

『あっら〜、奥様と、そんな温かい会話かわして、お二人で案を練ってくれてたの〜。

いいな〜、ひとつ年下の奥様と、仲良しご夫婦〜。かなり知性派なエリート美男と知的で、ちょっとした立ち居振る舞いまでも美人な…奥様のカップル、大人生活邁進中…って。

おい、こら。ひとを姥桜あつかい、口の悪い、悪たれぶるクセは、なんだかまだまだ、相変わらずだな〜。もう。』

『……あ〜あ。あ〜あ、先輩いっちゃった。これは、きついや。

圏外ですな。
御迷惑だったのね。この際面倒だから、M脇くんに御世話係をまかせて、

御自分は気楽な身になってお仕事に集中したいと。

そう、真っ直ぐに宣言されおっしゃっておられる。甘い空想ののもはや余地なし。

うわ、きつ〜。
チビが、泣くな。きっと。』

『…な、泣いてなんかないも〜ん!

わたしなんて
相手になんか、されてないのは、始めっからわかってるも〜ん!』

『ハイハイ。

えらい、えらい。我慢、我慢。成長してる、成長してる。』

『ひっど〜い!』

だけど…はあぁ。困ったな。


わたしなんかのせいで
また、ひとひとり、

あ〜んなにして人前でもう笑い者にしてしもた。

わたしに、なにが出来るだろう?